HBKが2028年までにセミリタイアを目指す

株式投資でセミリタイアを勝ち取ります。

JT減配!!

JT(日本たばこ産業 )の減配が発表されました。

 

3期連続減収、6期連続減益、
1株配当が154円から130円へと約15%程の減配となります。
今後は配当性向は75%を目安にするとも発表されました。


いよいよ来る時が来たかという感じですね。
しかし、悪いニュースだけではありませんでした。


・売上営業利益率は11.4%から15.8%に上昇。
 驚くことに売上営業利益率は大幅上昇しており、
 相変わらずタバコ産業は利益率が高いことを示しています。

 

・正社員15%のリストラ
 実際にJTで働いていたらかなりの恐怖でしょうが、
 株主なので感情抜きで見ると、かなりのグッドニュースです。
 さらにパート従業員1600人の退職勧奨も行っています。

 

・本社機能を移転
 東京にある本社機能をジュネーブに拠点を置くグループ会社「JTインターナショナル」に統合します。
 そもそもJTの売り上げ収益の7割が海外を占めています。
 つまり、日本国内に本社がある必要はありません。

 

・九州工場とフィルター製造工場を閉鎖
 海外に軸足を移すなら国内に余計な工場は必要ありません。

 

全般的にはコストを圧縮して、海外売上を伸ばしたい意向がみてとれます。多分。
リストラは調子が良いときにやっておけば良いのに。とは、思いましたが、
良い施策だなと思いました。


株価は2月10日に前日比-7.46%となり実に面白い反応を示しました。
リストラ、本社機能の移転はグッドニュース、
減収、減益、減配はバッドニュースとして、どっちが勝つかなと思いましたが、
ガッツリと下がりました。

配当金を目当てにホールドしていた株主が売ったのかは分かりませんが、
おそらくそういうことだろうなと思います。


さて、今後の戦略ですが、正直買い増したいです。
高コストな日本を出て行ったJTって、

そのまま増益になるんじゃないかなとすら思えます。

 

しかし、ここは我慢して現在の株価水準での買い増しは無し。

持っている株はホールドとします。

 

JTについては、しばらく注視して見守っていきます。